アーネスト・ヘミングウェイは、アメリカ生まれの20世紀を代表する
大作家、代表作は 「誰がために鐘は鳴る」 「武器よさらば」 など。
怖いもの知らずのへミングウェイは、従軍記者時代、恐れることなく
戦地の前線に出て、砲弾で命を落としかけながらも、負傷した兵士を
背負って生還、英雄っとして新聞に取り上げられた。
また東アフリカへの狩猟旅行では、赤痢にかかっても狩を続行して
入院、40歳のときは自動車事故に遭って、57針を縫う大怪我を負っ
た。 だが、いつもへミングウェイは回復すると、すぐに現場に飛びだ
していくのだった。
不死身のへミングウェイがインタビューで 「勇気とは何か?」 と、
尋ねられ、答えた名言がこれだ。 起死回生の連続の人生だっただけ
に説得力がある。
あるとき、へミングウェイが乗っていたセスナ機がウガンダで離陸に
失敗して炎上。「へミングウェイ、アフリカに死す」 の報道が世界各地
をかけめぐったが、これは世紀の大誤報だった。
頭蓋が裂傷、肝臓には亀裂が走り、脊椎にひびがはいりながらも、
へミングウェイは生き延びていたのだ。 「老人と海」 でノーベル文学
賞を受賞したのは、その自己の翌年のことだった。
病弱とか、愚鈍であるとか、貧乏であるとか、多忙であるとかいう
ことは、逆に、自分自身を鍛錬する非常な妙薬、否、妙薬以上の
ものでであります。
今日は、歩きました。 ときどき頑張ろうと思うのですが、豆腐の
決心ですぐ、くずれます。 怠け者のわたしこの言葉を読むといつも、
何でもを、毒薬にするのが多いから、 妙薬にするようにしないとね。
たくさん歩き、帰り道に予報通りに雨が、ほんの少し降りかけたの
で慌てましたが、家に濡れないで帰れ有り難いことでした。 なんか
そういう時も、運がよかったなぁと、有り難いと思うのです。 そして
幸せを感じるのです。 すぐに忘れちゃいますが、でも、雨の中を、
歩くのは泣けますのでよかった。